top of page

開けたら驚くから、開けないのがボンネットかも。

更新日:2021年11月4日

運行中の異状箇所の点検から始まり、運転席での点検を終えると日常点検は残すところ2項目です。次はエンジン・ルームの点検をしてみましょう。


まず、エンジンルームを点検するためにはボンネットを開けなければなりません!


自分自身で開けられますか?


大抵は運転席の右脚側にレバーかノブがあります。給油口のオープンレバーも併設している車種もありますので、マークをよく見てみましょう。

ボンネットが開いた車マークのレバーを引くとボンネットがボンッと少し浮きます。

レーバーをしっかり引くとなんか開いたような気配がわかります。

運転席から降りて車両前部に移動して少し浮いたボンネットの真ん中あたり少し引き上げるとボンネットのキャッチとロックするためのフックレバーがありますので、レバーを動かしてキャッチロックを解除して開けます。

ボンネットはダンパーが付いていて開放固定用の支持棒がない車もありますが、多くの車にダンパーの代わりに支持棒が付いていますので、その棒を立ててボンネットを固定します。

そのつっかえ棒をかける場所はボンネット側にあり、ボンネットフレームには色々な穴が空いていますが、大概は楕円形の穴が棒をかける掛けるための穴といって良いでしょう。

ここまでやってようやくボンネットの中を点検できます。

それでは、点検項目③エンジン・ルームの点検をしてみましょう。

点検内容は6箇所

  1. ウインドウォッシャータンク ウォッシャー液はちゃんと入っているか。

  2. ブレーキのリザーバータンク ブレーキ液のリザーバタンクの液量がMAX~MINの中間の規定の位置にあるか。

  3. バッテリ バッテリーの液量がUPPER~LOWERのレベル範囲にあるか。 確かめるには車を少し揺らすなどしてみます。(メンテナンスフリーで液量が快感から確認できない場合もありますがその場合は専門家に)

  4. ラジエターなどの冷却装置 ラジエター液(クーラント・不凍液)がリザーバタンクの規定内にあるか。 範囲を超えて入れすぎるとエンジン始動時オーバーフローするので注意。

  5. 潤滑装置 エンジンオイルの量がオイルレベルゲージの規定範囲内にあるか。 オイルも多く入れたら安心というものではありません。入れすぎてもエンジンに負荷をかけてしまい故障する場合があります。

  6. ファンベルト ベルトの中央部を手で押して少したわむ程度。危険と判断した場合は、目視でベルトの痛みや損傷を確認します。 エンジン始動時、キュルキュル音がする場合は、摩耗や経年硬化が疑われ、調整や交換が必要です。


各液量をチェックするのがエンジンルーム内の点検のメインとなりますが、それぞれの場所は各車両の取扱説明書で確認ください。


この点検は始業前の点検ですので、運行した直後に点検する場合は、油温、水温は高温になっていますし、ラジエターは本体・容器自体が加圧されている場合もありますので、開放時の吹き上げや吹きこぼれで火傷などの怪我を負わないよう充分注意しましょう。


この点検で、規定外のレベルにある場合は、エンジン機関等に故障が生じている場合が考えられますので、サービスマン、整備の分かる方に相談を! 分からなことがあれば、私カノさんに遠慮なくご相談ください。





閲覧数:29回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Kommentare


  • Instagram
  • YouTubeの
  • Facebookの社会的なアイコン

© 2021 著作権表示 このページは合同会社KANOによって作られたページです。ご連絡なく複製または使用することを禁じます。

bottom of page